なおこレディースクリニック 安藤 直子 (NAOKO ANDO)
昭和大学医学部(現:昭和医科大学)卒業。同大学病院、水戸日赤病院、佐野厚生総合病院、大口東総合病院、 大和徳洲会病院、昭和大学横浜市北部病院に産婦人科医として勤務。2016年7月、『なおこレディースクリニック』を開業(横浜市営地下鉄「センター南駅」より徒歩3分)。
女性の一生を診ることのできる産婦人科に魅力を感じて

子どもの頃、近所にお子さんも診てくださる内科の先生がいらっしゃいました。体調を崩すたびに母に連れられて通っていたのですが、患者さんはみんな、来る時はつらそうな顔をしているのに、診察を終えると元気になって帰っていくんですね。その姿を見て、子どもながらに「すごい仕事だな」と感じたことが、医師を目指した原点だったように思います。家族や親戚に医療従事者はおらず、父は警察官、母は専業主婦でした。当時は女性医師も今ほど多くありませんでしたので、父は「大変な仕事になるだろう」と心配していました。でも、私が本気で医師を目指したいと話すと、最後は応援してくれました。
大学の臨床実習で出産に立ち会ったことが、産婦人科を選ぶ大きなきっかけになりました。赤ちゃんが生まれる瞬間を初めて見て、一種の衝撃を受け、そのすぐ後から「なんて素晴らしいの」と感じたのです。その後に学んでいく中でも、産婦人科は出産だけでなく、思春期から更年期、老年期まで、女性の一生を支える診療科だと知りました。女性特有の悩みに寄り添いながら、腫瘍や内科的疾患まで幅広く関われるところにも魅力を感じました。
大学病院や関連病院では、腹腔鏡手術を専門に診療を続けてきました。そして2016年に『なおこレディースクリニック』を開院しました。
小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い女性をお悩みをカバー
当院に来られる患者さんは、本当に幅広く、小さなお子さんからご高齢の方まで、さまざまな世代の女性が受診されています。例えば、小児科の先生から「外陰部をかゆがっている」と相談を受けて、3歳くらいのお子さんを診ることもあります。中学生や高校生になると、月経に関する悩みをはじめ、思春期ならではの不安を抱えて来院される方も多いですね。お話を聞くだけで安心されることもありますし、必要があれば検査や治療につなげます。
大学病院時代のつながりで今でも昭和医科大学横浜市北部病院(以下、北部病院)と密に連携しており、手術や専門的な治療が必要な場合には信頼できる先生方へ紹介し、その後の経過を当院で診る形をとっています。
更年期世代の患者さんも多く来院されます。更年期症状は本当に個人差が大きく、お話を聞くだけで気持ちが軽くなる方もいれば、お薬によるサポートが必要な方もいます。時には心療内科の先生と連携しながら診療することもあります。さらにその上の世代になりますと、子宮脱や骨盤臓器脱などのご相談も増えてきます。当院で対応できるものは治療し、必要に応じて北部病院の女性骨盤底センターへ紹介しています。
日々の診療では、「この方は何が一番つらいのか」を丁寧に聞くことを大切にしています。同じ症状でも、困っている内容は人それぞれです。だからこそ、まずしっかりお話を聞き、その上で診察や検査を行い、一人ひとりに合った形を考えていきたいと思います。
あの時取り上げた赤ちゃんが、ワクチン患者に。「予防」という関わり方

産婦人科の診察、とくに内診に不安を感じる方は多いと思います。ですから「今から診察台が上がりますね」「これからこういう診察をしますね」と、一つひとつ声をかけながら進めます。カーテンの向こうで何をされるのかわからない状態は患者さんにとって不安ですから、何をするのか丁寧に伝えています。患者さん自身がエコー画面を見られるモニターも設置しているので、自分の体の状態を見ながら説明を受けることで安心される方も多いですね。「気づいたら終わっていた」とおっしゃる方もいます。
ご希望される方はカーテンを開けて診察できますし、逆にその日の体調や気持ちによって「今日は難しい」という方もいらっしゃいます。婦人科診療はデリケートなものなので無理をせず「また次回にしましょう」とお話し、患者さんの気持ちを置き去りにしないようにしています。
私は昭和大学で、重症の方の手術に携わってきました。開院したときに「重症化する前に、何かできることはないのか」と考えていたところ、子宮頸がんワクチンが日本でも導入されました。嬉しかったのは、ワクチンのために来院されたのが、かつて大学病院で出産に立ち会ったお子さんだったことです。「子宮頸がんにならないための『予防』という関わり方があるのだな」と実感しました。子宮内膜症も重症化すれば手術が必要ですが、早期に発見できればお薬でコントロールできます。「もう少し早く来てもらえば…」。その悔しい思いを無くすために、できること何か。産婦人科への受診ハードルを下げ、一人でも多くの方の「早期発見・早期治療」につなげていきたいです。
大学病院との連携を活かし、専門性の高い医療を身近に
当院では、子宮頸がん検診で異常が見つかった方に対する精密検査も行っており、コルポスコピーを用いた組織診など、次の段階の検査をクリニック内で受けていただける体制を整えています。また、子宮鏡を使った日帰り手術にも対応しています。子宮内膜ポリープなどに対し、入院を伴わず治療を受けられることは、患者さんにとって大きな負担軽減になると思っています。私は大学病院時代、腹腔鏡や内視鏡手術を専門としてきましたので、その経験を地域医療の中でも活かしていきたいと考えています。
妊婦健診では、北部病院と連携した「セミオープンシステム」を取り入れています。普段の健診は当院で受けながら、出産や万一の際には大学病院につなげられる体制です。里帰り出産を予定されている方でも、何かあった時には北部病院で診療を受けられるよう連携しています。4Dエコーも導入しており、赤ちゃんの発育や異常の有無を丁寧に確認するだけでなく、ご希望があればお腹の中の赤ちゃんの様子を写真や動画として残すこともできます。赤ちゃんの表情や動きを見て、ご家族が喜ばれる姿を拝見すると、こちらもうれしくなりますね。もちろん“思い出”という意味だけではなく、心臓など細かな部分をしっかり確認するためにも、高精度の機器は重要と考えています。
出生前検査については、専門的な遺伝カウンセリングを含めて行うべきものと考えており。ご希望がある場合には北部病院の臨床遺伝・ゲノム医療センターをご紹介しています。ご夫婦でしっかり説明を受け、複数の選択肢を理解した上で検査を選択できる環境が大切と考えています。
現在も大学病院とのつながりは深く、週に2回、大学病院から医師が診療に来ています。クリニックで診ている患者さんを、そのまま大学病院でも継続して診てもらえることもあり、こうした距離の近さは患者さんにとっても安心材料の一つではないかと思います。
地域のみなさんへメッセージ
婦人科は、どうしても「敷居が高い」と感じられやすい診療科です。でも実際には、「こんなことで受診していいのかな」という小さな悩みの中に、治療が必要な病気が隠れていることもありますし、逆に「大丈夫ですよ」とお話しすることで安心できることもたくさんあります。ですから、地域の女性たちが、「ちょっと相談してみようかな」と思った時に、気軽に来られる場所でありたいですね。そして、もし当院だけで完結できないことであれば、適切な医療機関へしっかりつなげていく。それも地域のクリニックとして大切な役割だと思っています。
当院では19時まで診療を行っており、仕事帰りに駆け込むように来院される方も少なくありません。「開いていてよかった」と言っていただけることも多く、忙しい女性たちが無理なく受診できる環境は、これからも大切にしていきたいと思っています。
婦人科の症状は、誰にも相談できずに悩んでいる方も少なくありません。だからこそ、一人で抱え込まずに、まずはお話しに来ていただけたらと思います。来ていただいた方が、「受診してよかった」と少しでも感じられるよう、これからも丁寧に診療を続けていきたいですね。
※上記記事は2026年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

なおこレディースクリニック 安藤 直子 (NAOKO ANDO)
なおこレディースクリニック 安藤 直子 (NAOKO ANDO)
- 出身地:神奈川県
- 趣味:旅行
- 好きなドラマ:海外ドラマ(サスペンス)
- 好きなアーティスト:サザンオールスターズ
- 好きな観光地:オーストラリア、シンガポール(暖かいところが好きです)
- 座右の銘・好きな言葉好きな言葉:「一期一会」/「感謝」
INFORMATION
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| 電話 | 045-945-0051 | ![]() |
| 所在地 | 茅ケ崎中央6-1 サウスウッド3F | |
| 最寄駅 | センター南駅 徒歩3分 | |
| 駐車場 | 18台 | |
| 診療時間 | 10:00~13:00 15:00~19:00 | |
| 休診日 | 木曜、日曜、祝日 | |
| 支払方法 | 現金 | |
| Web | https://naoko-lc.com/ | |
| 診療科目 | 産婦人科 婦人科 | |
| 特徴 | ●産婦人科専門医●大学病院(昭和大学横浜市北部病院)連携●月経トラブル・PMS●思春期外来●更年期障害●子宮頸がん検診●子宮鏡下ポリープ切除●妊婦健診(セミオープンシステム)●4Dエコー●丁寧なヒアリング●声かけを徹底した内診●患者様用エコーモニター設置●駅チカ(駅から広場を通ってすぐ)●夜7時まで診療●小さなお子様からご高齢の方まで●学生(中高生)・働く女性・子育て世代●親子(母と娘)で通える | |

