橘 優一郎 院長(タチバナ歯科医院)のインタビュー

タチバナ歯科医院 橘 優一郎 院長

タチバナ歯科医院 橘 優一郎 院長 (YUICHIRO TACHIBANA)

日本大学歯学部卒業の後、東京医科歯科大学「摂食機能構築学講座」を終了。
都内歯科クリニックに勤務、ほか歯科法人分院長、訪問歯科専門医として勤務した後、2017年よりタチバナ歯科医院で主に訪問診療を担当。2024年9月より院長に就任、現在に至る。

歯科医師として、人を助け、守りたい

じつは、わたし自身、歯医者さんに通った経験が全くありません。ですから、歯科治療は痛いもの、辛いもの、という感想を持ったことがないのです。このことは、もしかすれば「運」が良かったのかもしれませんし、母が幼い頃からきちんと磨いてくれたからなのかもしれません。はたまた、両親や祖父母から受け継いだ遺伝的な要因もあるでしょう。
祖父、父も歯科医師でしたので、環境的な要因も影響しているのかもしれませんね。
それらのことを総合的に鑑みて、わたしは「歯科医師」になろうと心を決めたのです。

もちろん、父がここ大倉山で開業していたので、両親からの勧めもありました。
そして、わたし自身が、人の役に立ちたい。人を助け、生命や健康を守りたい、と強く願ったからこそ、いま、こうして「タチバナ歯科医院」の歯科医師として患者さんの口腔内の健康を担っています。

 

常に患者さんに寄り添う大切さ

勤務医として研鑽を積んでいたころから、患者さんにとってなるべく負担を少なくすること…つまり、治療中の痛みを軽減し、不快感を最小限に抑えられるように心掛けて来ました。患者さんの立場に代わることは出来ませんが、分からないなりに、お気持ちをくみ取れるように、寄り添う姿勢を忘れません。
プラモデル作りや、料理をするのが趣味のひとつなのですが、幸いにして手先が器用なので、利点を活かし、かつ患者さんの痛みや辛さなどに、想像を働かせて、不安や恐さの原因を取り除けるように、質問には分かりやすくお答えし、治療内容や治療方法を丁寧に説明するよう努めています。

完成された技術で「歯」を補う・義歯

近ごろの歯科治療は「自分の歯」に拘ろうとする傾向があるようです。しかし、自らの「歯」に断念せざるを得ない場合もありますし、インプラントを含めた自分の「歯」が最も良い場合ばかりとはかぎりません。補綴、義歯、入れ歯…これらの1番のメリットは、身体の変化に合わせて修正出来ること、です。年齢を重ね、或いはご病気になったりしますと、歯茎は痩せ、口腔内も変化します。随分、大変な思いをして一大決心の手術に挑み、インプラントを入れても、口腔内の環境が変わってしまうと、対応出来ないこともあります。ブリッジやインプラントは全やり直しとなってしまいますが、義歯は一度作ると、身体の変化や口腔内の環境が変わっても、修理が出来ます。オペをしないので、患者さんの身体への負担が少なく、対合、噛み合わせ、反対側まで口腔内全体をフルカバーでき、お口の中で慣れているものを長く使える、先を見越した医療と言えるのです。病気や怪我など、ままならぬ事態で、歯を大きく欠損した場合には、非常に有益な方法です。金属を使わないノンクラスプデンチャー、熱が伝わりやすく、チタン製の金属床デンチャー、軟性床義歯など材料も見栄えも随分と変わりました。金属床の義歯ですと、食べ物の熱さ、冷たさも伝わりやすく、何より薄くて歯茎への負担も軽減できるでしょう。メガネや補聴器のように、パーツを補う方法のひとつとして、義歯も有益な選択肢だと思います。

通えなくなっても、ご安心ください

わたしは、「タチバナ歯科医院」以前より、訪問診療に深く携わってきました。
ご存じの通り訪問診療とは、通院が困難になられた患者さんのご自宅や施設に、歯科医師と歯科衛生士とが直接伺って、適切な歯科の治療と口腔ケアを行うことです。生きることと、食べることは直結しています。だからこそ、ご自身みずから、摂食行動を行い、自身の歯(義歯も含む)で咀嚼することが大切だと、わたしは考えています。つまり、わたしが訪問診療に伺っている最大の目的は、食べられる「口」にすること。ひとりでも多くの患者さんに、食べられるようになって貰うためです。食物を口腔内に取り込み、咀嚼、嚥下、消化するまでの摂食機能を維持、改善するために、いま、歯科医師として患者さんに何をすれば良いのか。

虫歯を治す、口腔内の痛みを取り除く、義歯を作る、ことももちろんですが、食べ物をうまくかみ砕けない(咀嚼困難)、食べ物や唾液を飲み込めない、或いはむせやすい(嚥下困難)、誤嚥、口腔乾燥、味覚異常などの摂食機能障害を少しでも改善するために、摂食機能構築学での学びを活用し、ならびに応用して、専門的にアプローチ出来ればと考えています。
コロナ禍を経てきた、わたし達だからこそ、出来ることがある。そう信じて、訪問診療のご依頼に応えています。

しばらく歯医者さんにから遠ざかっていた、みなさんへ

歯科医師として長年に渡り患者さんを診察していますと、幼少期のう歯(虫歯)がめっきり減ったことを実感します。フッ素化合物が入った歯磨き粉の普及や、保護者の方の衛生観念と意識の向上が大きく影響しているのだと考えられています。しかしながら、思春期と呼ばれる頃から20代の方の虫歯は増加傾向になっています。親の目を離れ、思春期真っ只中の皆さん。自我の芽生えと共に、大人から指示されることを嫌い、ともすれば反する方へ流れる方もいるでしょう。塾や部活動で時間に追われ、間食が増えたり、これまでとは異なった食生活を楽しむ機会も多く訪れるかも知れません。定期健診も忘れてしまうでしょう。歯磨きすら、疎かになってしまうかもしれません。しかし、思春期はホルモンバランスが大きく変化する時期であり、唾液の質や量が変化することもあります。唾液には、自浄作用があるため、思春期の変化がう蝕リスクを高めるリスクになりかねないのです。

わたしが診てきた、20代前半の女性は、思春期からの大切な時期をなおざりにしてしまったために、20歳を少し超えた年齢にも関わらず、総入れ歯を施すしか方法がなくなりました。彼女は泣きながら治療を受け、わたしは胸が締め付けられる思いと、歯科医療技術の限界に歯ぎしりする、両者にとって辛い治療でした。いま、彼女は、どうしているでしょうか?そんな経験があるからこそ、わたしは声を大にして予防歯科の重要性を訴えたいのです。大きくなってから、成人するまでの間が重要なのです。いまこそ要注意。モチベーションを上げて、歯を大事にしてください。何よりも、ご自身の将来のために。
ポイントは簡単です。毎食後が難しいのならば、1日1回は、(歯を)しっかり磨きましょう。歯の裏にザラザラしたものが、なくなるまで、ただし、力任せには擦ってはいけません。電動歯ブラシを使うのも方法のひとつです。優しく、当て残しのないように使えば、かなりの効果を得ることが出来るでしょう。まずは、お家でのホームケアから。気になることは、「タチバナ歯科医院」にお尋ねくださいね。

 

※上記記事は2025年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

タチバナ歯科医院 橘 優一郎 院長 (YUICHIRO TACHIBANA)

タチバナ歯科医院 橘 優一郎 院長 (YUICHIRO TACHIBANA)

  • 出身:横浜市
  • 趣味 :プラモデル、大きなバイク、料理
  • 好きな映画:「トップガン」「トップガンマーヴェリック」
  • 好きな音楽 :洋楽(ロック)、ビートルズなど
  • 好きな場所:海
  • 好きな言葉:「ありがとう」

INFORMATION

タチバナ歯科医院

電話 045-544-4368
所在地大豆戸町914-6 藤和大倉山コープV103
最寄駅大倉山駅 徒歩11分
駐車場1台
診療時間[平日]9:00~13:00 14:00~18:30 
[土曜]9:00~13:00
休診日土曜午後・日曜・祝日
診療科目 歯科
特徴 ●一般歯科●訪問診療●平日診療