小林 中 院長(港南中央歯科)のインタビュー

港南中央歯科 小林 中 院長

港南中央歯科 小林 中 院長 (ATARU KOBAYASHI)

『日本大学歯学部』卒業後、横須賀市の『飯島歯科医院』、横浜市の『山田歯科医院』で研鑽を積み、1983年に『港南中央歯科』を開院。以来47年にわたり、地域医療を支え続けている。

誰も知らない業界へ、縁だけを頼りに飛び込んだ港南中央

歯科医を目指したのは、親の勧めがきっかけでした。高校生だった頃、虫歯の患者さんが非常に多く、「歯医者が足りない」とラジオやテレビでも盛んに取り上げられていた時代で、『歯医者110番』という番組があったほどです。「手に職がつくし、仕事には困らないよ」という親の言葉を受けて、その道に進みました。
家系自体は医療とはまったくの無関係で、業界のことを誰も知らないまま進んだ世界でした。『日本大学歯学部』を卒業後、横須賀追浜の『飯島歯科医院』、次いで横浜市西区の『山田歯科医院』で経験を積み、1983年に開業しました。この地を選んだのも、当時お世話になっていた材料屋さんが紹介してくれたご縁です。鎌倉に住んでいたので港南中央は通り道として知ってはいましたが、最後は人のつながりが背中を押してくれました。
開業当初は暗中模索の連続でしたが、良いスタッフや患者さんに恵まれ、少しずつ腕を磨いてきました。今では自分でも「伸びているな」と実感できる。47年やってきて、そう思えることが一番の喜びですね。

「先生と話したい」という気持ちに、とことん応える

診療のモットーは、患者さんともっと親しくなることです。歯のことだけを話すのではなく、「最近どうですか」「どこのご出身ですか」「以前は何をされていたんですか」、そんな他愛ない会話から始めます。患者さんは何かしら喋りたくて来ていることも多い。その懐に飛び込んでいくことが、長く通い続けてもらえる一番の秘訣だと思っています。初診の方には必ず「小林です。よろしくお願いします」と自己紹介します。いきなり口を開けてもらう前の、ほんの一言。それだけで、場の雰囲気はずいぶん変わるものです。高齢の方には昔話をしてもらい、子どもには好きなアニメで話しかける。
そうやって色々話をすることが大事です。患者さんが自分の体のことを聞けるのは我々歯科医だけという当たり前の気持ちを、ずっと大切にしてきました。
30年来の患者さんも多く、「港南区で一番の先生ですよ」と言っていただけることも。口コミで評判を広げてくれる方の存在が、長く続けてこられた原動力のひとつです。

保険診療を軸に、安心して通える場所に

医院のもうひとつの特徴が、保険診療を基本にしていることです。47年のキャリアを積んできた今、高額な自費治療をあえて勧める必要はないと考えています。「安いんですか」と驚かれることも多いですが、それが患者さんのためになると信じてやってきました。顕微鏡やCTも、追加費用なしで使用しています。
2年ほど前に導入した顕微鏡、そしてCTもほぼ全員に無料で撮影しており、精密な診断を負担なく受けてもらえる体制を整えています。診療は私が主体となってほぼすべてを担当しています。クリーニングも含め、助手さんにはその一部を担ってもらいながら、私が直接診るスタイルです。「先生に診てもらえる」という安心感が、患者さんが足を運び続けてくれる理由になっていると思っています。

新しい技術と向き合い、地域医療の変化に備える

歯科医療の世界は今、急速に変わっています。顕微鏡やCTに続き、今後はミリングマシンや3Dプリンターを使って院内で入れ歯や詰め物を作製することも視野に入れています。背景にあるのは、歯科技工士不足という業界全体の課題です。熟練した技工士さんの数が減り続けており、院内で完結できる体制をつくることが、これからの歯科医院の必然になっていくと考えています。
来院される方の相談内容は、歯周病や予防・クリーニングに関するものが中心で、昔と比べて虫歯は大幅に減りました。インターネットやLINEでの予約システムも整えており、上大岡など少し遠くからも通ってくださる方がいます。ホームページを丁寧に育ててきた成果が、少しずつ形になってきています。

47年。これからも、謙虚に、丁寧に

47年間この地域で診療を続けてきて、一番大切にしてきたのは患者さんとの信頼関係です。院内に飾っている小物はすべて患者さんからいただいたもの。来院された方が「あ、これ私があげたやつだ」と顔をほころばせる。そんな小さな積み重ねが、この医院の温かさをつくってきたと思っています。技術は年々上がり、機器もどんどん進化する。それでも、患者さんと親しく向き合い、話をしっかり聞く姿勢だけは、これからも変えるつもりがありません。ロートルですけど、一生懸命頑張っていきたいと思います。
謙虚に、これからもよろしくお願いします。

 

※上記記事は2026年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。   

港南中央歯科 小林 中 院長 (ATARU KOBAYASHI)

港南中央歯科 小林 中 院長 (ATARU KOBAYASHI)

  • 出身地:東京都
  • 趣味:テニス
  • 好きな場所:鎌倉
  • 好きな音楽:昭和歌謡曲
  • 好きな映画:国宝、エヴァンゲリオン、鬼滅の刃
  • 好きな本:歴史物、推理物
  • 好きな言葉:時は金なり

INFORMATION

港南中央歯科

電話 045-845-2229
所在地港南中央通8-1 桜道ビル 103
最寄駅港南中央 徒歩1分、上大岡駅 約1.3km、上大岡 約1.3km
診療時間[月曜・火曜・水曜・金曜・土曜]9:00 ~ 12:30 14:00 ~ 17:00
[木曜]9:00 ~ 12:30
休診日日曜・祝日
診療科目 歯科 小児歯科