ミヤケ歯科医院 院長 三宅 一徳 (Kazunori Miyake)
神奈川県横浜市出身。神奈川歯科大学卒業後、神奈川歯科大学 麻酔学教室入局。2000年にミヤケ歯科医院を開院。
医療の道に進みたいという想いから歯科医に
もともと医療の道に進みたいという想いを持っていました。医学部に進学を考えていたところ、大学受験の際に歯学部の存在を教えてもらい、結果的に歯学部へ進学。医療という大きな枠組みのなかで人の役に立つ仕事であることに違いはなく、自分にとっては自然な選択だったと感じています。

大学を卒業後は勤務医として経験を積み、2000年にミヤケ歯科医院を開院。気づけばもう25年以上が経つんですよね。開院当初は正直あまり馴染みのない場所でしたが、今はこの場所で歯科医を続けてこられたことをとてもありがたく思っています。
高齢化に寄り添うなかで広がった訪問歯科診療
当院の特徴を挙げるとすれば、訪問歯科診療に取り組んでいる点でしょうか。訪問歯科を始めたきっかけは、患者さんに高齢の方が増えてきたことでした。開院して25年以上ですから、寝たきりになったり、歩くのが難しくなったりして、通院ができなくなる方も少なくないんですね。そういった患者さんからのご相談や、地域の方からの紹介を受けるなかで、訪問診療を始めることになりました。訪問診療では、普段の治療とはスタンスや考え方が少し異なります。年齢とともに体もお口も衰えていくなかで、現状でできることを考えながら治療を行う必要があり、器具もすべて持ち込めるわけではありません。そのなかで「今できること」を一つひとつ積み重ねていく。その姿勢を大切にしています。無理のない形で口腔の状態を保ち、少しでも生活の質を下げないようにすることが訪問診療では重要だと感じています。
正直な説明と選択を尊重するコミュニケーション

患者さんと接する際に心がけているのは、分かりやすく、正直に伝えること。専門的な話になりすぎないよう配慮しながら、良い点だけでなく、難しい点やリスクについてもきちんとお話しします。「歯医者に行けばすぐに歯が入って、何でも食べられるようになる」と思われがちですが、現実には時間がかかることや難しい場合も多いんですよね。そうした点も含めて説明したうえで、患者さん自身に納得して選んでいただきたいと考えています。
「できること」を見極めて安心できる治療を
患者さんのなかには「痛くなったときに行けばなんとかしてもらえる」と思う方もいらっしゃいますが、高齢の方の場合だと持病や服用しているお薬の影響で、慎重な判断が必要なケースも少なくありません。抜歯が選択肢に挙がる場合でも、全身への影響や万が一のリスクを考慮し、無理のない治療計画を立てるようにしています。その場ですぐに処置を行うのではなく、状況を丁寧に説明したうえで、患者さんと一緒に最善の方法を考えていきたい。そう思っています。
また、自分でできることとできないことを無理に抱え込まないようにもしています。自院で対応が難しい場合には、地域の医療機関と連携し、適切な紹介を行うことも大切にしています。
今の診療を大切に地域の健康を支えていく
技術や機械は日々進歩しており、学び続ける必要性を感じる場面も多くあります。すべてを追いかけるのは簡単ではありませんが、その時々に必要な知識を取り入れながら、今後も患者さんにとって安心できる診療を心がけていきたいですね。
訪問歯科診療を通して特に感じるのは、元気なうちからの口腔ケアの重要性です。通えなくなる前に良い状態を保っておくことで、その後の負担は大きく変わります。当院に限らず、定期的な歯科検診を受けていただくことが、将来につながる大切な一歩だと思っています。
※上記記事は2025年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ミヤケ歯科医院 院長 三宅 一徳 (Kazunori Miyake)
ミヤケ歯科医院 院長 三宅 一徳 (Kazunori Miyake)
- 出身地:広島県福山市
- 趣味・特技:読書
- 好きな本:夏目漱石
- 好きな映画:「南極物語」
- 好きな言葉:有言実行
- 好きな音楽:PRINCE
- 好きな場所:鞆の浦

