井手歯科医院 井手 扶美恵 院長 (FUMIE IDE)
1988年明海大学歯学部(旧:城西歯科大学)卒業。他院勤務を経て、父である内科医の診療所を引き継ぎ、1999年4月11日に長津田で歯科医院として開業し今に至る。(横浜線田園都市線長津田駅 徒歩9分)
父の言葉が決めた、歯科医師という道

私が歯科医師を目指したのは、父が内科医だったことが大きく影響しています。そのため、幼い頃から自然と医療の世界に触れる環境にいました。ただ、最終的に歯科を選んだのには、忘れられない父の言葉があります。大学進学の際「医者は救急車が来て大変だから、お前は救急車が来ない歯科に進みなさい」と。当時の父の忙しさを見ていた私にとって、その言葉は深く心に残りました。1988年に『明海大学歯学部(旧:城西歯科大学)』を卒業後、他院での勤務やアルバイトなど様々な経験を積みました。父が亡くなったことを機に実家に戻り、父の診療所だった場所を譲り受けて、平成11年4月11日に歯科医院として開業。あれから26年が経ちました。
答えがピシッと出る。それが歯科の魅力
歯科の一番の魅力は、痛みの原因がはっきりしていて、対処法や治し方が明確であることです。内科のように原因の特定が難しい病気とは違い、数学や科学のように答えがピシッと出る。この感覚が、私の性格にとても合っていると感じています。診療の中で特に得意としているのは、歯を削って被せ物の土台を作る「形成」です。凝り性な性格なので、この作業にはのめり込んでしまいますね。仮歯を作るなどの手作業も大好きです。ただ、ワイヤーを曲げる作業だけは刺さって痛いので苦手なんです(笑)。当院の方針は「誰でも気軽に入れる歯医者」であること。特定の治療を強引に勧めたりせず、患者さんの希望を尊重しています。パートの助手2名と共に、アットホームな雰囲気で診療を続けています。
患者さんの言葉に、とことん耳を傾ける

私が診療で最も大切にしているのは「患者さんの言葉をよく聞くこと」です。言葉を遮らず、相手と同じ立場に立って仲良くなる。そう心がけています。おかげで、診察室では歯科とは無関係な恋愛相談、家庭の悩み、子育ての相談を受けることも多いんです。お菓子を持って顔を見に来てくれる方もいらっしゃいます。もちろん、フランクにされすぎるのを好まない方もいらっしゃるので、反応を見ながら距離感を測るようにしています。長津田はファミリー層とご高齢の方が多い地域です。父の代からの患者さんも多く、幼少期の私を知る方からは「先生と呼ばれるのは恥ずかしいから昔みたいに扶美恵ちゃんと呼んで」と言っているのですが(笑)。血の繋がらない親戚がいっぱいいるような、そんな感覚で診療しているんです。
女性医師として、お子様に寄り添う
この地域(長津田地区)で歯科医師会に所属している女性医師は、私一人かもしれません。そのため、男性の先生を怖がるお子さんがお母さんに連れられて来ることが多いんです。お子さんの場合は、まず信用してもらうことが第一。1回目は顔合わせと会話でリラックスしてもらい、笑わせてクッションを挟む。そうすることで、2回目には治療ができるようになります。焦らず、お子さんのペースに合わせることを大切にしています。最近のお子さんは昔に比べて虫歯が減っています。その分、お母さんへのブラッシング指導やフッ素塗布などの「予防」に力を入れています。小さな頃からの予防習慣が、将来の歯の健康を守りますからね。
これからも、この町で皆さんと共に
私自身はパソコンが苦手で、ホームページやネット広告は一切出していません。最近はネットで調べて複数の医院を回る方もいらっしゃいますが、情報に固執しすぎて治療が進まなくなるケースもあり、もどかしさを感じることもあります。今後は新しいことに飛び込むよりも、今の診療を大切に続けていくこと。それだけを長く続けられるようにしていきたいです。ありがたいことに私を頼って来てくださる方がまだいらっしゃいますので。地域の方々には、いつも気楽に来てくださってありがとうございますと伝えたいです。お腹の中にいる時から知っている子が、今では笑顔で通ってくれる。この関係性をこれからも守っていきたい。長津田で、皆さんと共に歩み続けたいと思っています。
※上記記事は2025年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

井手歯科医院 井手 扶美恵 院長 (FUMIE IDE)
井手歯科医院 井手 扶美恵 院長 (FUMIE IDE)
- 出身地:横浜市緑区
- 趣味:神社巡り
- 好きな場所:晴明神社
- 好きな音楽:X JAPAN
- 好きな映画:鬼滅の刃
- 好きな本:漫画全般
- 好きな言葉:頑張れ私、ただより高いものはない

