中島 恵美子 院長(わかば犬猫病院)のインタビュー

わかば犬猫病院 中島 恵美子 院長

わかば犬猫病院 中島 恵美子 院長 (Emiko Nakajima)

神奈川県横浜市出身。2002年に北里大学獣医学科を卒業後、東京大学付属動物医療センターで研修医として勤務。都内や神奈川県の動物病院勤務を経て、2013年に「わかば犬猫病院 横浜西口駅前」を開院。

生き物が好きで獣医師の道へ

高校2年生の頃、生物の先生の授業がとても好きで、「生物に関わる仕事がしたい」と思ったのが最初のきっかけでした。でも、大学進路を考えたときに「生物学部に行こうかな」と親に相談したら「それで何の仕事をするの?」と言われてしまって…。当時は“女は資格”と言われていた時代だったこともあって、資格が取れる獣医師ならいいかもしれないと考えるように。もともと家で猫を3匹、ニワトリも12羽くらい、カエルとウサギも飼っていたんですよね。何でも拾ってくるような子だったので、親にも「昔から生き物が好きだったね」と。振り返ると、自然と獣医師への道がつながっていたのかもしれません。

患者さんとペットに「一生寄り添う」こと

地元が横浜ということもあり、ここに骨を埋めるつもりで開業しましたが、当時から「ゆりかごから墓場まで」という姿勢は変わりません。勤務医のときと違い、生まれたばかりの子がワクチンを打ちに来て、歳を重ねて旅立つまでを見守ることができる。だからこそ、ずっと寄り添っていくことが大切なのかなと。ただ、その分お別れのときは本当につらいです。10年以上通ってくださったご家族のペットが亡くなるときには、どうしても感情移入してしまって泣いてしまいます。私自身も愛犬を亡くした経験があり、亡くなった犬を連れて出勤し、患者さんと一緒に悲しみを共有して励まされた日々がありました。その経験が、飼い主さんの気持ちをより深く理解できるようになったと感じています。

また、長く介護した愛犬のおかげで、スタッフも含め高齢のペットへのアドバイスがより具体的にできるようになりました。「こういうときはこうしてみてください」とお話しできるのは、経験の積み重ねがあったからこそですね。

悩んだときの“良き相談相手”でありたい

私は、飼い主さんにとって“良き相談相手”でありたいと思っています。自分の病院でできることは全力でやりますが、それ以上の高度医療が必要なら専門病院をおすすめします。そのうえで「提案されたけれどどうしよう」と迷ったときに、気軽に相談できる存在でいたいなと。最近は医療が高度化し、「提案されたからやらなきゃ」と思い込んでしまう方も少なくありません。もちろん高度医療で助かる命もありますが、お金も労力もかかります。飼い主さんとペットという“家族”にとって何が一番大事なのかを考え、無理のない“オーダーメイドの治療”ができればと思っています。

東洋医学や漢方を取り入れているのもその一つです。体調を崩しやすい子が漢方を飲むことで安定したり、皮膚病の子の体質ケアにも効果を感じています。「薬を減らしたい」という相談にも役立っていますすね。

定期的な健康診断などで早めに対応を

最近は、犬猫問わずアレルギーの子が多いように感じています。季節の変わり目には「吐いた」「下痢した」「なんとなく不調」といった子が増えますね。人間のように言葉で伝えられない分、いつものと何か違うなと思ったらご相談にいらしていただきたいですね。腫瘍も抗がん剤治療だったら当院で対応ができますが、放射線治療となると大きな病院でないとできませんから。人間と同じで早めの発見が大事です。定期的な健康診断やワンドッグ、ニャンドッグも当院で受けられますので。

今後は、もっと皆さんに通いやすい環境を作っていけたらとも思っています。診療時間の改良はもちろんですが、犬と同じ空間にいると怖がる猫もいるので猫オンリーの時間を作るなど、考えていきたいです。猫は、病院に連れてくるだけでもストレスが大きいんですよね。ケージのなかでおもらししてしまったり、ずっと鳴き続けていたり。病院から帰ったあと、部屋のなかでずっと隠れて出てこなかったと聞くこともあります。どうしても難しい場合は往診も対応していますし、今はオンライン診療もやっていますので、そういったサービスも利用していただけるとうれしいです。

通いやすく、怖くない動物病院を目指して

当院はビルの3階にあるため、「ここに動物病院があるなんて思わなかった」とよく言われます。中が見えないのでこわごわエレベーターで来られる方もいますが、エレベーターを開けてのぞくだけでも大歓迎です。院内はオレンジを基調に、温かくて病院らしくない雰囲気を意識しています。白くて冷たい空間だと犬や猫が怖がりやすいんですよね。飼い主さんも、ペットも皆さんが安心して過ごせるように心がけていますので、ぜひ気軽に訪れていただきたいです。温かい雰囲気のなか、皆さんと大切なペットの一生に寄り添える場所でありたいと思っています。

 

※上記記事は2025年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

わかば犬猫病院 中島 恵美子 院長 (Emiko Nakajima)

わかば犬猫病院 中島 恵美子 院長 (Emiko Nakajima)

  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 趣味:ゴルフ
  • 好きな本:「毎日かあさん」
  • 好きな映画:「ジュラシック・パーク」
  • 座右の銘:前途洋々
  • 好きな音楽:スティービー・ワンダー
  • 好きな場所:沖縄

INFORMATION

わかば犬猫病院

電話 045-321-6112
所在地鶴屋町3-33-20 若葉ビル3F
最寄駅横浜駅 徒歩4分、神奈川駅 徒歩10分、反町駅 徒歩11分
診療時間9:00〜17:00
休診日日曜・祝日
支払方法クレジットカード
Web https://wakaba-dogcat.jp/
SNS
診療科目 動物病院
特徴 ペットの一生に寄り添う病院●内科疾患●外科疾患●皮膚疾患●口腔疾患●眼科疾患●予防接種●フィラリアノミダニ駆除●避妊去勢手術●栄養指導●こだわりのトリミング●鍼治療●漢方