小林 沙彩 院長(いろどり形成外科・ 皮膚科)のインタビュー

いろどり形成外科・ 皮膚科 小林 沙彩 院長

いろどり形成外科・ 皮膚科 小林 沙彩 院長 (SAAYA KOBAYASHI)

福島県立医科大学 卒業。横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科に入局。同センター・高度救命救急センター、愛知県がんセンター 形成外科、藤沢市民病院 形成外科 等に勤務。2025年9月1日に『いろどり形成外科・ 皮膚科』を開院(東急東横線「綱島駅」より徒歩4分)。

女性医師との出会いが導いた医師への道

幼い頃に入院したとき、担当してくださったのが女性の先生でした。とても優しく、かつ凛としていて、子どもながらに「かっこいいな」と強く憧れたことを今でも覚えています。家族に医療関係者はいませんでしたが、「自分もこうなりたい」と思ったのが、この道を志す最初のきっかけでした。

進学した福島県立医科大学では、実習中に形成外科の手術を見学する機会がありました。舌がんの患者さんに対して、腕の皮膚や血管、神経を使って新しい組織をつくる再建手術でした。細かい血管を一本ずつ縫い合わせていくその繊細な作業に、「これだ」と直感しました。もともと人体の構造を知ることや、血管の走行を理解することに面白さを感じていたのだと思います。

その後は横浜市立大学附属市民総合医療センターの形成外科に籍を置き、救命救急センターにも勤務しました。事故などで切断された指の血管や神経をつなぎ直すような症例に携わり、「生きる力」を医療で支える現場に身を置いた日々でした。さらに愛知県のがんセンターで頭頸部がんや舌がんの再建手術を学び、再び神奈川へと戻ってきました。

『いろどり形成外科・ 皮膚科』は20259月に開院いたしました。開業のきっかけは、「自分の力でより身近な医療を届けたい」と思うようになったからです。場所に選んだ綱島は、実家にも近く、昔から親しみのある街でした。人口も増えて若い世代が多い地域でもあり、「これからを生きる人たちを支えたい」という思いで開院を決めました。

ニキビから小手術まで、幅広い世代を支える二本柱の診療

10代〜30代を中心に、幅広い世代の患者さんが来院されています。特に多いのはニキビの相談で、全体の6割ほどを占めます。次いで湿疹や粉瘤、ほくろの除去など、形成外科的な処置のご相談も多くいただいています。

当院の特徴は、皮膚科と形成外科の両面から診療を行うという点です。私は外科的な処置に抵抗がないものですから、必要と判断すれば早めに切開や摘出といった治療を検討することもあります。抗生剤で様子をみるよりも、早く原因を取り除く方が治りが早いケースもあるからです。形成外科医としての技術を生かしながら、皮膚科の患者さんの「見た目の悩み」にも寄り添うこと。それが私の考える「いろどり形成外科・皮膚科」の役割です。気軽に相談できる町の専門クリニックとして、幅広いお悩みに対応していきたいと思っています。

心の不調にも寄り添う、“見た目”のその先の医療を

皮膚科や形成外科に来られる方の中には、外見の変化をとても気にされる方が少なくありません。少しの赤みや吹き出物も、本人にとっては深刻な悩みとなり、気持ちが沈んでしまうことがあります。そんな時こそ、医師として「あなたを大切に思っています」という気持ちを丁寧に伝えるようにしています。

皮膚は心の状態を映す鏡のような存在です。生活リズムが乱れたり、ストレスを抱えていたりすると、症状が悪化することもあります。ですから、私は治療と同じくらい、心へのケアも大切にしています。治療によって症状が改善し、前向きな表情を取り戻していく患者さんの姿を見るたびに、この仕事の意義を感じます。皮膚科や形成外科は、「健康な人がより健康になる」ための科でもあります。体だけでなく心も元気になってもらえるよう、これからも患者さんの心と身体に寄り添っていきたいと思っています。

保険診療を軸に、患者さんのご希望に応じた選択肢を

当院では保険診療を中心に行いながら、必要に応じて美容医療も取り入れています。たとえばニキビの赤みや色素沈着など、保険治療だけでは改善しきれないケースに対しては、光治療などの自費メニューを提案することもあります。しみや色むらに反応して肌を明るく整える治療で、自然な回復をサポートします。

また、CO₂レーザーによるほくろ・いぼ除去も行っています。従来の液体窒素治療では広範囲に冷却が広がり、色素沈着を起こすこともありますが、レーザーなら照射範囲を精密にコントロールでき、よりきれいな仕上がりが期待できます。

患者さんの希望や予算に応じて、保険・自費の垣根を超えた提案ができるのも当院の強みです。治療の選択肢を広げることで、「少しでも自分を好きになれる」お手伝いができればと考えています。

地域のみなさんへメッセージ

皮膚は、私たちの心と身体をつなぐ場所だと思います。だからこそ、まずは自分を大切にしてほしい。強くこすったり、我慢したりせず、気になることがあれば早めに相談していただければと思います。軟膏やレーザーなど、治療の選択肢はたくさんあります。自分をいたわる気持ちが、きっと肌にも表れていくはずです。

また、ちょっとしたやけどや怪我、小さな処置でも遠慮なく受診してください。私は現在も病院でも勤務していますが、地域のクリニックで対応できる範囲を広げることで、より多くの方が適切な医療を受けられると考えています。

見た目の悩みの裏には、必ず心の揺らぎがあります。これからも、心と身体の両面から明るさを取り戻すお手伝いをしていきたいと思います。

 

※上記記事は2025年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

いろどり形成外科・ 皮膚科 小林 沙彩 院長 (SAAYA KOBAYASHI)

いろどり形成外科・ 皮膚科 小林 沙彩 院長 (SAAYA KOBAYASHI)

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:タロット占い
  • 好きな本:鏡リュウジさん著書
  • 好きな映画:『スター・ウォーズ』
  • 好きな場所:寒川神社
  • 座右の銘:「一視同仁」

INFORMATION

いろどり形成外科・ 皮膚科

電話 045-717-9536
所在地綱島西1-5-18 The Light Building3f
最寄駅綱島駅 徒歩2分、新綱島駅 徒歩3分、日吉本町駅 約1.7km
診療時間[平日・土曜]9:00~13:00 15:00~19:00
[日曜]9:00~13:00
※水曜日午前中は完全予約制(手術等)
※最終受付:午前12時30分、午後18時30分
木曜日2,4週目、土曜日1週目は休診になります。
複雑なため、当院月の診療カレンダーをご覧いただけますと幸いです。
休診日火曜
診療科目 形成外科 皮膚科 美容皮膚科