櫻井 真歩 店長(Cafe&DiningBar YUZURIHA(ユズリハ))のインタビュー

Cafe&DiningBar YUZURIHA(ユズリハ) 櫻井 真歩 店長

Cafe&DiningBar YUZURIHA(ユズリハ) 櫻井 真歩 店長 (MAHO SAKURAI)

宮城県石巻市出身。小学校・中学校は地元で過ごし、高校進学で仙台へ。その後、大学進学を機に『横浜国立大学経済学部』に進学し今に至る。(相鉄線和田町駅 徒歩3分)

SNSきっかけで始まった学生経営店への挑戦

私が初めて『YUZURIHA』を知ったのは一年生の春。SNSで見つけた「大学生が経営するお店」という言葉に興味を持ち、新歓イベントに参加したのが全ての始まりでした。そこで実際に料理を出していただいたり飲み物をもらったりして、大学生でこんなことができるのがすごいなと思って、自分もその立場になりたいと思いました。元々料理が好きだったこともあり、それを活かせる場所だと直感し、私はすぐに加入を決意。現在四年生になり、26人のスタッフを束ねる店長として、この特別な場所を守り続けています。創業から20年という長い歴史を持つ『YUZURIHA』。定番メニューもありますが、新しい季節のメニューは完全にイチから作っています。今年からはピザ生地やパスタも手作りに変更し、みんなで試行錯誤しながら、より美味しいものを提供できるよう努力しています。

仲間の個性を活かす店長としての想い

店長という立場になったのは、学年で話し合って決まったという形でした。絶対にやりたかったわけではありませんが、皆で真剣に話をした結果私が任せてもらえることになりました。ただ、店長だからといって、強い権限があるわけではないのが、このお店の特徴です。何か問題が起きた時に方向性を決めたり、みんなが困った時に「じゃあこうしよう」と言えるような立場が店長だと私は思っています。私が日々、心がけているのは、働くスタッフたちが最後に「楽しかったね」と終えられるように、一人ひとりの個性を活かすことです。学生といっても学部も違えば学年も違います。料理が好きで入ってくるスタッフだけでなく、未経験の子もいるので、その人の得意なことや、楽しいと感じることを活かせる仕事を割り振りたいと思っています。実際に、お店のボードなども絵が得意な子が描いてくれたりしています。自分の好きなことや得意なことを発揮してくれている学生が多いので、本当にスタッフ皆の力で成り立っているお店なんだなぁと感じています。

世代を超えた絆と組織運営の難しさ

現在のスタッフは学年に五人から六人ずつ、全体で26人ほど。一年生だと3つ下の学年になるので、普通の生活ではなかなか話す機会がありません。だからこそ、意図的に意識を持ってコミュニケーションを取っていかないといけないと感じています。中学校の学年も重なっていないですし、世代が変わるとこんなに違うんだなぁと実感しているので、積極的に関わることを心がけています。そうやってコミュニケーションを多くとっているので、みんなでご飯に行ったり、一年に二回くらいみんなで旅行に行ったりと、仲の良い関係を築けています。また、毎月、あるいは二ヶ月に一回くらい様々なイベントをやっていて、ハロウィンや、先日商店街の地蔵祭りにも出店しました。地蔵祭りでは、ハイボールなどのお酒や削りイチゴを提供して、地域の皆さんに喜んでいただけました。特に印象に残っているのは、毎月のバースデーイベント。その月の誕生日のスタッフがシフトに入って「おめでとう」といったお祝いをするのですが、私の誕生日の時、スタッフが私がワインが好きだと知っていて、共同でワインを買ってくれたのです。それがすごく嬉しかったです。考えてくれたのも嬉しいですし、私が好きそうなものを想像して、みんなで動いてくれたということがすごく嬉しかったです。

地域に愛され続ける「第三の場所」

お店に来られるお客様の層は本当にバラバラです。大学生で来られる方もいれば、40代、50代の方がお一人で来られる時もありますし、夫婦で来られる方もいます。かつて働いていたOB・OGの方々も来られますし、地元の方も普通に来られます。ここで働いていると毎日面白いと感じるのですが、通常の大学生活では話さないような年代の方々もいらっしゃるので、昔話に花が咲くこともあります。私たちの小学生の頃と常連さんの小学生の頃で、似ているものや全く違うものがあったり。親とは話さないけれど、親世代やそれ以上の世代の人と昔話ができるというのは、面白い点だと思います。和田町を歩いていると、たまにお店の方と挨拶を交わすような関係性も築けています。歴代の店長が素晴らしい関係性を作ってくれたので、本当にありがたく思っています。
ここでの経験を通して、お客様とずっと話すとか、家でも職場でもない「第三の場所」が大事なんだと学び、体感しました。そのような場所を自分で作れるようになりたいと思っています。

次世代への想いと感謝の気持ち

私自身は、就職はもう決まっていて、広告系の仕事に就く予定です。しかし、将来的には飲食店をやりたいと思っています。『YUZURIHA』の将来に関しては、大変な時期は必ずあり、辞めたいと思うことも一度は経験すると思いますが、そういう時に「やっぱり楽しいな」と思ってくれる子が、無理なく続けてほしいと思います。現在は夜のみの営業ですが、たまに予約で「日曜日12時から行けますか?」と聞かれ、人がいれば「行けます」と答えています。臨機応変に対応して、お客様に来てほしいと思っているので、そこはみんな同じで、スタッフがいれば営業するという形です。地域の皆様へは「いつもありがとうございます」という気持ちしかありません。皆様が通ってくださっているからこそ続いているお店なので、これからもよろしくお願いします。20年という歴史の中で培われてきた地域との絆、先輩たちが築いてきた伝統、そして現在の仲間たちとの絆。これら全てが重なり合って、『YUZURIHA』という特別な空間が生まれています。私たちは今日も、この大切な場所で、お客様を笑顔でお迎えしています。

 

※上記記事は2025年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

Cafe&DiningBar YUZURIHA(ユズリハ) 櫻井 真歩 店長 (MAHO SAKURAI)

Cafe&DiningBar YUZURIHA(ユズリハ) 櫻井 真歩 店長 (MAHO SAKURAI)

  • 出身地:宮城県石巻市
  • 趣味:料理
  • 好きな場所:『Mondatta (横浜にあるイタリアンレストラン)』
  • 好きな音楽:Troublemaker
  • 好きな映画:『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
  • 好きな言葉:やらない後悔よりやる後悔

INFORMATION

Cafe&DiningBar YUZURIHA(ユズリハ)

電話 045-332-6050
所在地和田1-18-33 山中ビル202
最寄駅和田町駅 徒歩3分、上星川駅 徒歩11分、星川駅 徒歩14分
営業時間[平日]17:00-22:00
[土曜・日曜]12:00 - 22:00
※平日はディナーのみの営業となっておりますが、ランチ営業を行なっている日もございますので、インスタグラムやツイッターの営業連絡をご確認ください。
定休日不定休
ジャンル バー・カフェバー