YOGAと薬膳の健康専門サロンfeeling 石原 政子 代表 (SEIKO ISHIHARA)
静岡県出身。長年の経験と実績により、横浜では初となるヨガと薬膳の2つが学べる「ヨガと薬膳の健康専門サロンfeeling」をオープン。
ヨガとの出会いが人生を大きく変えてくれた

ヨガと薬膳を学べる健康専門サロンfeelingは、その名の通り“ヨガ”と“薬膳”の両方からのアプローチで、10年後も元気で美しく健康な人生をその人らしく過ごせるようなお手伝いができれば、という想いで立ち上げたサロンです。
私自身、子育てが落ち着いたころに「何か趣味として体を動かしたいな」と体験に出かけた先で「ヨガってすごい」と実感。それをきっかけに、毎日のようにレッスンを受けるくらいヨガにハマりました。最初は純粋にヨガをやることが好きだったんです。でも、ヨガって単なる運動ではなく、哲学がベースにあるんですよね。心を整えるという考え方に惹かれ「もっとヨガを知りたい」と思うようになりました。実を言うと、最初はヨガを教えようとは全く考えてなかったんです。ヨガを深く学びたいという気持ちで指導者養成のトレーニングを受けていて、自分の知識が増えることに満足していたんですけど、尊敬している先生から「なんで教えないの?」「人に教えることも学びだよ」と言われて。そこから、まずはママ友や友人に声をかけてレッスンを始めたのが、今につながっています。
中医学との出会いから薬膳の世界へ
ヨガを始めて何年か経ったころ、中国人のヨガの先生のワークショップを受けたときに、中医学について教えていただいたことがありました。それが、薬膳に興味を持つ大きなきっかけになりました。見えている症状や痛みをなくす対処療法とは違って、中医学は「なぜその不調が起きているのか」という根本的な原因から整えていく考え方。それがすごく腑に落ちて、これも「もっと学びたい」と思うようになりました。そこから東京の漢方薬局の講座に通ったり、東京薬科大学で行われていた中医学の講座にも参加したり、かなり本格的に勉強しました。
生薬や漢方についても学びましたが、自分の中では「薬そのもの」というより、「食事で体を整える」ということに強く惹かれたんですよね。母が昔から「食は大事」と言って育ててくれたこともあって、体は食べたもので作られているんだという思いがありました。そんなタイミングで薬膳の先生と出会い、薬膳を本格的に学び始めることに。薬膳は中医学をベースにしているので、それまでの知識も自然につながっていきました。
実は薬膳も、最初は先生になるつもりはなかったんです。ヨガの生徒さんから体調の相談を受けることが多かったので、「少しでも食のアドバイスができたらいいな」くらいの気持ちでした。でも、そこで認定講師のお話をいただいて、「せっかくだからやってみようかな」と。今となっては、ヨガで体を動かすことも薬膳で体を整えることも、どちらも健康に過ごすためにはすごく大切なことだなと。だからこそ、この二つを軸にすることを自分に強みにしていこうと考えました。
「ここに来ると元気になれる」そんな居場所を作りたい

このサロンでは、ヨガと薬膳の両方を学べますが、単に“学ぶ場所”というだけではなく、「ここに来ると元気になれる」と感じてもらえる居場所でありたいと思っています。ここでのヨガは、プライベートレッスン。不安がある方や体力的にゆっくり始めたい方、心のリハビリのような形で来られる方などにもいらっしゃっていただいています。実際、1時間のレッスンのうち30分はお話だけという方も。誰かに話を聞いてほしい、ちょっと気持ちを整理したい、そんな思いで来られる方も多いですね。それもあって、私はその方が何を求めているのかをすごく大事にしています。励ましてほしい人もいれば、ただ静かに話を聞いてほしい人もいらっしゃいますから。その方にあわせて、丁寧に向き合うようにしています。
薬膳の方は、料理教室や資格講座のほか、体調のお悩みに合わせたカウンセリングも行っています。その方の体質や不調に合わせてブレンドする薬膳茶をお作りするなど、「まずは薬ではなく、お茶から体を整えてみませんか?」という提案もさせていただいています。更年期前後など、子育てが落ち着いて、ふと自分と向きったときに「こんなに不調を抱えていたんだ」と気づいた方など、これからの人生100年時代を健康に過ごしたいという思いで来てくださっている方が多いですね。
ヨガと薬膳が教えてくれた“自分らしく生きる”こと
肩こりや腰痛が改善したり、風邪を引きにくくなったり。ヨガによる体の変化はもちろんたくさんありますが、私にとって一番大きかったのは「生きやすくなったこと」。人の言葉に振り回されすぎなくなったというか、自分の軸がしっかりできた感覚があるんですよね。「私はこうだから大丈夫」と思えるようになって、心が揺れ動きにくくなりました。それがヨガからもらった一番の恩恵ですね。
薬膳も、もともとあった貧血や冷え性、低血圧などが改善されているのを私自身、すごく実感しています。皆さん、本当に変わっていくんですよ。更年期でつらかった方が元気になって外出できるようになったり、頭痛、生理痛、疲労、胃の不調、不眠...の方から「元気になりました」という言葉をいただくたびに、ヨガと薬膳を学んでいて良かったなと思います。
薬膳というと、まだ「薬っぽい」とか「特別な食材が必要そう」と思われるんですけど、決して難しいものじゃないことを知っていただきたいですね。薬膳って食事なので、スーパーで買える食材で生活に取り入れることができるんですよ。ここの料理教室でも「特別なこと」ではなく、毎日の食事の中でできるセルフケアとして伝えるようにしています。家でも実践してもらって、自分で自分の体を整えられるようになるのが理想ですね。
地域の人が元気になれる“居場所”をこれからも
これまでの経験を活かし、薬膳カフェをオープンするのが今後の目標です。理想は1階がカフェで、2階がヨガスタジオ。そんな場所ができたら最高だなと思っています。実は今も保土ケ谷周辺で物件を探しているところなんですけど、なかなか理想通りの場所を見つけるのが難しくて。まずはカフェだけでも形にできたらいいなと思っています。やっぱり私の中では、「居場所作り」が一番大きいんですよね。ご飯を食べて元気になって、ヨガをして元気になって、そこに行けば誰かがいる。そんな安心感のある場所を作りたいなと。
このサロンも、まだ地域の中では“知る人ぞ知る場所”かもしれません。でも、体や心で悩んでいる方、なんとなく元気が出ない方には、ぜひ気軽に来てもらえたら嬉しいです。
横浜に住んでもう30年ほどになりますが、皆さん本当に温かいんですよね。人とのつながりをすごく大切にしているなと感じます。だからこそ、この地域で人と人が自然とつながれて、元気になれる場所をこれからも作っていきたいと思っています。
※上記記事は2026年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

YOGAと薬膳の健康専門サロンfeeling 石原 政子 代表 (SEIKO ISHIHARA)
YOGAと薬膳の健康専門サロンfeeling 石原 政子 代表 (SEIKO ISHIHARA)
- 出身地:静岡県
- 趣味・特技:旅行、山登り、カフェ巡り
- よく読む本・愛読書:稲盛 和夫 『生き方』
- 好きな映画:最近『国宝』を観ました
- 好きな言葉:「一隅を照らす」
- 好きな音楽:ピアノが好きです
- 好きな場所:自然が多い場所

