野口 英太郎 代表(花屋SPROUT cafesprout)のインタビュー

花屋SPROUT cafesprout 野口 英太郎 代表

花屋SPROUT cafesprout 野口 英太郎 代表 (EITARO NOGUCHI)

大学卒業後、都内の花屋で約5年ほど勤務した後に、横浜市内の花屋でアレンジメント、ウエデイングフラワーなどを学び、2018年2月3日に「花屋SPROUT cafesprout」をオープン。現在に至る。

「花」を贈り感動が連鎖する「花屋」

学校の先生になることを考え、教職課程を履修していた学生時代。しかし「花屋」さんとの衝撃的な出会いにより、かつての「夢」が思い起こされたのです。
それは、事業を興すこと。祖父が企業経営者だったことから、いつかわたし自身もひとりで何かをしたい。商売がしたい、との思いがありました。ふとしたご縁で「花屋」さんに出入りするようになり、毎日が楽しくてわくわくしていました。「花屋」に惹かれたことは、贈る人と贈られる人、そしてそれを創る人。その三者が三様に喜びで満たされる構図でした。そのお店では、頼んだ人(依頼主であり直接的なお客さん)が再来して、どのように喜んでくれたかを報告してくれました。そのような他にはない商いであることに感銘を受けたのです。贈る人も、贈られる人も、それを創るわたしも嬉しくて、ハッピーを贈る連鎖…この仕事を続けたい、と決心が固まりました。タイミング良く、地域に一軒のお花屋さんが閉められた機会に、それを引き継ぐカタチで、「花屋SPROUTcafesprout」 を開業しました。

毎日が「SPROUT」であること

お店の名前でもあるSPROUTとは、発芽する、芽を出すという意味があります。人と人が出会って、何かが生まれるきっかけを作り、新しい喜びを感じて貰いたい。出会いの芽や、可能性が生まれる始まりであって欲しい、そんな思いがあります。
日本では、お花屋さんに行ってお花を買う、という経験のない人が約7割ほどいるそうです。その7割もの人たちにどのようなアクションやアプローチが出来るか、がわたしの挑戦であり、面白いチャレンジだと考えます。
駅前ではなく、敢えての地元で、お花屋さんに入ったことのない人だからこそ、併設のカフェに衒いなく入店し、お花の魅力に触れる機会を作りたいのです。
わたし自身も、お花を知らなかった気持ちを忘れずに、初心を忘れずにいたいと常々気持ちを引き締めています。桜が咲いて終わって、どこからか小さな芽が吹く…ひこばえの花。そんな小さな感動を覚えておきたいと胸に刻んでいます。

「出会い」と「きっかけ」の場所

この地域は駅からも離れていますので、皆さまが「わざわざ行きたくなる場所」であるよう、常々考えています。
単にお花を買い、贈るだけでなく、併設しているカフェで和らぎのひとときを過ごして頂きたいですし、地元住民の方が作られたハンドメイドの作品を展示・販売していますので、ハンドメイド作家としての「場」でもあります。もちろん、ふらりと立ち寄ったお客さまが手に取られれば、ハンドメイド作家としてのデビューの「場」にもなり得りますね。
下末吉の日常に彩りを添え、人と人とが自然に繋がるきっかけでありたいです。
心が触れ合い、絆が深まっていくような、温かな場所であることを願い、揺らぎないコンセプトを守り続けようと思います。

お花と空間を楽しむcafesprout

花屋、の仕事は店頭で花を販売するだけではありません。もちろん、花束、アレンジメントフラワー、ドライフラワー、慶弔記念日のお花を作ったり、或いはそれぞれの装飾、観葉植物の販売、レストランやお店の活け込みやデイスプレイなどの技術的な制作および空間演出…など多岐にわたります。
商品であるお花を仕入れ、在庫を管理し、水揚げなどのメンテナンスも欠かせません。
トレンドを推し量ったり、季節感や文化的なものを発信するのも、わたし達の大切な使命だと考えています。
花屋さんに縁のなかった皆さんにも、ふらっと入りやすい「cafesprout」は国産小麦と厳選素材を使った手作りマフィンが自慢です。春の時期ならば桜のマフィン。夏場であれば柑橘系のさっぱりしたマフィンやミントの香りで清々しい風を感じてください。季節感を大切に、子どもにも安心してあげられるマフィンでお待ちしています。

地元の皆さまと、これからもずっと

鶴見区を中心としたこの地元により密着することを目標としています。地域の皆さんに寄り添い、安らぎとなる場所でありたいですね。
現在でも毎週水曜日は、認知症の方とそのご家族が集うカフェを開いています。大変さや辛さを誰かと話し、分かち合えたのなら、きっと明日も笑顔でいられるーそんな思いを込めて、不定期ではありますが開催を継続しようと考えています。
もちろん子ども達に向けても、様々なアプローチをして、密接に関わって行きたいです。たとえば季節ごとに咲く花を知り、季節感を肌で感じ、香りを嗅ぎ、味わって貰いたい。花の名前や育て方から、限られた時間の中で精一杯に咲く「いま」という時の大切さ。いずれ枯れゆく生命の尊さ、贈る人贈られる人、誰かを思う気持ち…。「いま」は小さなsproutだけれど、いつかその人にしかない花を咲かせるよ、というメッセージと共に、わたし自身がひとりの親として、未来を担う子ども達にメッセージを発信し続けて行きたいですね。
加えて、今年も子ども達に向けての「夏祭り」を開こうと企画しています。イベントを楽しんで貰う機会を得て、より地元の子ども達にアプローチし、密接に関わっていきたい、接点を強くしたいと願っています。

 

※上記記事は2026年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

 

花屋SPROUT cafesprout 野口 英太郎 代表 (EITARO NOGUCHI)

花屋SPROUT cafesprout 野口 英太郎 代表 (EITARO NOGUCHI)

  • 出身地:横浜市鶴見区
  • 趣味:サッカー、子どもと遊ぶこと、静かな場所で過ごすこと
  • 好きな場所:山、山中湖
  • 好きな映画:「グットウィルハンティング」
  • 好きな音楽:Mr.Children
  • 好きな本:雑誌「商店建築」(空間作りの参考にしています)

INFORMATION

花屋SPROUT cafesprout

電話 090-3214-5363
所在地下末吉5−8−5
最寄駅鶴見駅 約1.9km、京急鶴見駅 約2.2km、花月総持寺駅 約2.6km
営業時間[金曜・土曜・日曜]10:00~17:00
定休日平日
ジャンル カフェ・喫茶店